2011年11月27日

今後の生活設計のための計算(4) 食材からの被曝

今後の生活設計のための計算(4) 食材からの被曝
http://takedanet.com/2011/11/post_14f1.html
平成23年11月27日  武田邦彦(中部大学)



食材からの被曝を正確に計算し、今後の生活設計に活かす、「簡便で計算が可能な方法」を考えていますが、食材の汚染度(ベクレル数)が政府の妨害で示されていないので、もう少し考えます。でも、食材からの被曝計算は考え方が難しいので、とりあえず、考え方だけ先に示しておきます。

まず、「ある一つの食材だけが汚染されている」という場合と、「ほぼすべての食材が汚染されている」という場合の二つがあります。

「一つだけが汚染されている」という仮定は、原発事故のあと政府や東大教授が説明していたもので、ほうれん草が汚染されると、「ほうれん草は一日、平均して**グラムたべるので、汚染されたものを1年間食べ続けても**ミリシーベルトにしかならない」というものです。この場合は、説明の裏に「食材の内、ほうれん草だけが汚染されている場合」という注釈が必要ですが、それを省いているのです。

もう一つは、私が説明していたもので、「いずれ、多くの食材が汚染されるので、ほぼすべての食材が汚染されている」として計算するという方法で、これは「私独自の方法」ではなく、食品安全などで広くとられている考え方です。

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たとえば、農薬の規制というものを考えると、お母さんがスーパーに買い物に行き、ほうれん草を買うとします。そのほうれん草についている農薬が「他の食材にはまったく農薬がついていない」ということを仮定して決められていたとすると、お母さんはほうれん草を買ったら、他の食材は「規制値以下」ではだめで、「農薬ゼロ」だけしか買えないことになるからです。

つまり、ある農薬の摂取制限が赤ちゃんで1日1ミリグラムとして、ほうれん草だけで1日1ミリになるようなものが売られていると、それだけで一杯になるからです。このような規制は不可能です。つまりほうれん草だけ1日1ミリにして、小松菜はゼロ、大根もゼロということになると、「なぜ、ほうれん草だけ農薬が認められるのか」ということになり、またほうれん草が好きな人と、買わない人で大きく農薬の摂取量が違うことになります。

だから、毒物の規制というのは原則として、1日に買うものがすべて汚染されているとして規制値を決めるということになります。それで初めてお母さんは農薬のことを気にせずに買い物をしても子供の健康を損なうことはなくなるのです。

このようなことは少しでも毒物規制のことを知っている人は、十分に判っているので、政府、東大教授、NHK、大丈夫おじさんなどは「故意に人を被曝させた」と言えると思います。

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もう一つは「値」そのものです。私の4月、5月のブログに細かく書いてありますが、食材の内部被曝は預託実効線量というのを使い、50年間の被曝量を出すという面倒なもので、しかもセシウムやストロンチウムなどによって異なり、さらに厳密に言うと年齢、臓器の個人差なども考慮しなければなりません。

科学的にはそうなのですが、現実に毎日忙しく働いているお母さんにとってみれば、そんな計算をしている時間はありません。そこで、私は「1キログラムあたりのベクレルを100で割ると、1年のミリシーベルトになる」と言ってきました。これは被曝の主要なものがヨウ素とセシウムであり、そのほかにストロンチウムなどの被曝が少しあるので、セシウムだけなら130ぐらいで割るのが良いのですが、測定されていないストロンチウムや最初のころのヨウ素のことを考慮して、100でわることをお勧めしていました。

これに対して「NHKや大丈夫おじさん」などがゆるめの計算をしているので、迷う方もいるようです。

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2011/11/27/bandicam_20111127_091733795_2.jpg

この説明は横浜市が「大丈夫市長」と「大丈夫おじさん」の連名で作った市民向けパンフレットで、水を含んで1年5ミリ、水を除く食材ではセシウムの内部被曝だけで年間4ミリシーベルトを基準にしています。そうすると、平均として1キログラムあたり425ベクレル((200+500+500+500)/4)としています。

これに対して私の計算では食材からの被曝を1年0.4ミリシーベルトとして、1キログラムあたりの基準を40ベクレルです。若干の差がありますが、これは私の計算がヨウ素やストロンチウムを考慮して少し安全側で計算しているからですが、ほぼ同じで、違いは1割程度です。

先日、初めて名指しで批判した流山市長や「順一」という人の場合、1)日本人を被曝から守ってきた現行法を無視している、2)食品安全委員会の1年5ミリも触れない、という二つのことを隠していますので、注意をしてください。間違った情報で子供を被曝させることはできないからです。

流山市長は私が間違っていると言われていますが、無責任なことを言わずに、具体的に何が問題かを指摘しなければなりません。私が人を批判しないのは、事実が問題で「有名教授の間違い」などと書くなら、その代わりに「どこが間違っている」とか、より積極的に「このように考えなければならない」と書く方が、流山市の子供を守るのに役に立つと思います。

さらに、国は1年5ミリの暫定基準を改定し、食材だけで1年1ミリとする方針を出していますが、これも中途半端で、国も早く遵法精神を思い出し、{外部、内部合計した実効線量が1年1ミリ}で実施してください。
posted by ローマ人くん☆からの手紙☆くん at 19:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | 放射能汚染問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月26日

コメで基準値超え、新たに5戸 最大1270ベクレル これは核廃棄物だろう?!

コメで基準値超え、新たに5戸 最大1270ベクレル

 福島市大波地区で生産されたコメから国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出され、出荷停止となった問題で、福島県は25日、同地区の農家5戸のコメから新たに基準値を超える放射性セシウムを検出したと発表した。大波のコメの基準値超えは6戸となった。

 新たに判明した5戸のコメの測定値は最大で同1270ベクレル。

 大波地区で生産されたコメは既に出荷停止となっているため、5戸のコメは市場に流通していない。

 今回の問題は、5戸とは別の1戸が収穫米をJA新ふくしま(福島市)に持ち込み、同630ベクレルが検出されたのがきっかけ。
2011/11/25 22:16 【共同通信】

流通しているとかいないとかの問題ではない。

新米がいつのまにか、核廃棄物になっただけだ。核のゴミが増えただけだ。

農家を補償して、米作りをやめさせるべきだったのだ。

どう考えても原発事故で放射能汚染まみれになったのだから

土壌汚染はすすんだままで除染すらできないまま。

米などつくってはならなかった。

いま福島にいる子供たちも早く被ばくから逃さなければ、

高放射線を浴びて、被ばくしつづけ、

将来に大きな不安が残る。

核廃棄物の大人になってしまうとも限らない。

それが健康や生命にどう影響を与えるのか?

科学者ですらエビデンスができていない。

ただ、まともな科学者は放射能が危険であることは承知している。

危険なものを「安全」と言い切る

おかしな大人たちが子供たちを被ばくさせているのだ。
posted by ローマ人くん☆からの手紙☆くん at 00:51 | 東京 ☀ | Comment(0) | 放射能汚染問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月25日

阿武隈川河口で放射性セシウム525億ベクレル

阿武隈川河口で放射性セシウム525億ベクレル
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111124-OYT1T01108.htm
2011年11月24日21時23分 読売新聞


 東京電力福島第一原子力発電所から北に約70キロ離れた阿武隈川河口(宮城県岩沼市)から今年8月、1日あたり525億ベクレルの放射性セシウムが海に流出していたことが、文部科学省の委託を受けた京都大防災研究所や筑波大などの調査でわかった。

 東電が4月時点で推計した同原発からの海への総流出量に比べると約10万分の1の値だが、専門家は「流域の生態系などの影響に注意が必要だ」と指摘している。

 同川の2地点と、計画的避難区域に指定されている福島県川俣町などを流れる支流の口太川の4地点で8月10〜30日、流れる水や土砂の量を調べ、土砂に含まれる放射性セシウムを計測、流下量を計算した。

 岩沼市の河口では、放射性セシウム525億ベクレルが流出。上流側に南西約40キロの福島県伊達市内では、計1763億ベクレルに達した。放射性セシウムの9割以上は、水中の土砂に含まれており、河口までのダムで一定量はせき止められたとみられる。
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posted by ローマ人くん☆からの手紙☆くん at 06:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | 放射能汚染問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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